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子宮筋腫って

経血の量が多いと気になる「子宮筋腫」

「生理のときの経血の量が多いと、気にしておいた方がいい病気もあります」。例えばどんな病気の可能性があるのでしょうか?
「近大病院」や大阪・梅田の「サンタクルス」で婦人科医をつとめる藤田由布先生に聞く生理のお話。

 

—— 前回、経血の量が多い(過多月経)と病気の心配もあるというお話を聞きました。
※前回の記事はこちら「平均的な生理の量って?」

量が多いというのはいろんな原因はあるんです。もちろんすべてがそうではないですが、可能性としては例えば、きちんと超音波とかで子宮を観察すると「子宮筋腫」だったりすることがあります。

—— 「子宮筋腫」はよく聞く言葉ですね。最近ではレスリング女子で五輪4連覇の伊調馨さんも2020年に手術を受けました。発覚したのはその2年前なんだそうですが、「だんだん腫瘍が大きくなって、出血量も増えて初めて貧血になった」と語っています。ピルの服用で当面の手術回避を選択したそうですが、腫瘍は540gにもなっていたと語っています。

「子宮筋腫」は3人に1人はなる、ありふれた良性の腫瘍です。悪性の腫瘍(がん)になることは稀です。

腫瘍自体はコブのような筋肉組織が異常増殖したもので、つくねとか、肉団子とか、ゴムボールのような少し弾力性のあるデキモノです。
なぜ筋腫は発生するのか、その原因ははっきりしていません。卵巣から分泌される女性ホルモンが影響し、筋腫が発育すると考えられています。なので生理があるうちは女性ホルモンが十分にあるということなので、大きくなる可能性があります。 閉経後は自然と小さくなっていきます。

また子宮筋腫の大きさや、できる場所は様々です。子宮の外側なのか筋肉なのか?子宮の内側に出来ているかというのでも、全然症状が変わってくるんですよね。

子宮筋腫の種類

—— 「子宮筋腫」が「過多月経」の原因とだったり、逆に「生理の血が多いな」ということから「子宮筋腫」だとわかる場合もあるんですね。

それは結構多いんですよね。
「子宮筋腫」は女性ホルモンが出ている間は少しずつ大きくなるんです。それで「もうどんどんと経血が増えていくんです」って言う、閉経前の40代後半の方もいらっしゃいます。
小さい筋腫で、子宮の外側(漿膜下)にできている人は、自覚症状が無いこともあります。

 

—— 生理の血が多くなる「過多月経」以外に、「子宮筋腫」の自覚症状は何かありますか?

「過多月経」以外によくある症状は、頻尿、腰痛、便秘です。

例えば頻尿は、筋腫が大きくなると筋腫が膀胱を圧迫する場合があって、膀胱が圧迫されることにより頻尿になります。
直腸が圧迫されると便秘に、腰椎が圧迫されると腰痛の症状が出る場合もあります。

ですので…
「生理の血が多い」「貧血」「頻尿」「便秘」「腰痛」
これらの症状のいくつかが当てはまる方は「子宮筋腫の可能性もあるかも」と婦人科にいかれてもいいと思います。
良性の腫瘍ですが、ほっておくと大きくなって影響が出て来ることもあるので、ほんとにね、気軽に来てほしいです。

(次回に続く)

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