生理中に出る「かたまり」ってなに?──気になる正体と受診の目安

生理中に見られる「かたまり」…その正体とは?

生理のときに出てくる、レバーのような「かたまり」。
多くの方が一度は見たことがあるのではないでしょうか?
実はこれ、子宮内膜の一部が溶けきらずに出てきたものだといわれています。
子宮の中で起きていること

生理が始まると、子宮の内膜が剥がれ落ち、血液と一緒に体外へ排出されます。
通常は、体内の酵素の働きでサラサラとした経血になりますが…
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経血量が多い
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酵素の処理が間に合わない
といった場合、溶けきれなかった内膜の一部が塊として出てくることがあります。
「かたまり」があっても大丈夫?
基本的には、少量の「かたまり」がときどき見られる程度であれば、生理の一部として考えられます。
ただし、以下のような場合には婦人科で相談してみることをおすすめします。

受診の目安チェックリスト
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500円玉以上の大きさの塊がある
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数日間、頻繁にかたまりが出る
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めまいや立ちくらみがある
こうした症状がある場合は、過多月経や鉄欠乏性貧血の可能性も考えられます。
気づきにくい“隠れ貧血”とは?
とくに、初潮を迎えたばかりの中学生や高校生では、自分の経血量が「多いかどうか」の判断がつきにくいことも。
「最近、朝起きられない」「頭痛が続く」「立ちくらみがある」などの症状がある場合は、“隠れた鉄欠乏性貧血”の可能性も。
そのような場合には、婦人科でフェリチン値(体内の鉄の貯蔵量)を調べてもらうと、隠れ貧血がわかることがあります。

「生理のかたまり」が気になったら
「私の月経量って多いのかな?」
「かたまりが多いのは普通?」
そう思ったときは、婦人科で気軽に相談してみてください。
特に中学生・高校生の娘さんがいる保護者の方には、正しい知識を知っておくことがとても大切です。
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