初潮の平均年齢とスポーツとの関係──母親が気にすべきこととは?

初潮の平均年齢とスポーツとの関係──母親が気にすべきこととは? - PlayS

日本人女性の初潮の平均年齢は12歳前後とされているが、スポーツをしている女性は遅れやすい傾向がある。体脂肪率が低くなりやすい審美系・持久系競技(体操・新体操・陸上長距離など)では特に顕著だ。体操日本代表として活躍した杉原愛子選手も16歳で初潮を迎えており、「家族も遅めだったので不安はなかった」と語っている。15歳を過ぎても初潮が来ない場合は婦人科への相談が推奨される。

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「まわりの友達はもう始まっているのに、自分はまだ……」 スポーツをしている中高生や、その親御さんから、こんな声をよく聞きます。 初潮が遅いことは、異常なのでしょうか。それとも、ただの個人差なのでしょうか。

体操日本代表として活躍した杉原愛子選手は、16歳で初潮を迎えました。 この記事では、杉原選手の経験をもとに、スポーツと初潮の関係、そして親子で知っておきたいことをお伝えします。


初潮の平均と遅い人の特徴とは

「自分はなぜ遅いんだろう」と気になっている方のために、遅くなりやすい背景をまとめます。

体脂肪率が低い 初潮を迎えるには、体脂肪率がおよそ17%以上必要といわれています。スポーツをしている子は筋肉量が多く体脂肪率が低くなりやすいため、体が「まだ準備できていない」と判断して初潮が遅れることがあります。

審美系・持久系スポーツをしている 体操・新体操・バレエ・フィギュアスケート・陸上長距離など、体を絞ることが求められる競技では特に遅れやすい傾向があります。競技を頑張っているほど、体への負荷が大きいためです。

お母さんや姉の初潮も遅かった 初潮の時期には遺伝的な背景も関係しています。家族歴を振り返ってみることは、一つの参考になります。

全体的な成長がゆっくり 身長・体重の発育がゆっくりな子は、初潮もゆっくり来る傾向があります。成長のペースそのものが違うだけで、異常ではないことがほとんどです。

ただし、これらはあくまで「遅くなりやすい傾向」です。当てはまるからといって、必ずしも医療的な問題があるわけではありません。



初潮が遅いと不妊になる?正しく知っておきたいこと

「初潮が遅いと、将来子どもができにくくなるの?」という不安の声をよく聞きます。

結論からいうと、初潮が遅いこと自体が直接不妊につながるわけではありません。

ただし、注意が必要なのは「遅れの背景にある状態」です。極端な体重不足や慢性的なエネルギー不足が原因で初潮が遅れている場合、放置すると次のようなリスクがあります。

  • 骨密度の低下(将来の骨折リスク)
  • 排卵が起きにくくなる
  • 生理が始まっても不規則になりやすい

つまり心配すべきは「初潮の遅さ」そのものではなく、その子の体が十分なエネルギーを得られているかどうかです。

スポーツを頑張っている子の場合、練習量に対して食事が足りていないケースが見落とされがちです。「細いのは競技のためだから」と周囲が受け流してしまうことで、サインを見逃すことがあります。

15歳を過ぎても初潮が来ない場合は、一度婦人科に相談することをおすすめします。

初潮が近いサイン──来る前から準備しておくために

「いつ来るかわからないから不安」という声も多く聞きます。ただ、初潮にはいくつかの予兆があります。

おりものが増えてくる 初潮の6ヶ月〜1年ほど前から、おりものが増えてくることが多いです。「下着が汚れるようになってきた」と感じたら、初潮が近いサインかもしれません。

身長の伸びが少し落ち着いてきた 急激に身長が伸びる時期のピークが過ぎたころ、初潮が来やすいといわれています。「最近あまり伸びなくなってきたね」という時期が一つの目安になります。

胸のふくらみが始まってから1〜2年が経った 胸のふくらみは初潮より先に始まります。始まってから1〜2年後に初潮が来るケースが多いです。


おりものが増えてきたタイミングから、PlaySデイリーを普段の下着として履いておくのがおすすめです。初潮が突然来ても慌てずに済みますし、おりものによる不快感もそのまま解消できます。「初潮の準備」として、ぜひ一度試してみてください。


杉原愛子選手が語った「16歳での初潮」

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体操日本代表として国際舞台で活躍した杉原愛子選手は、初潮を迎えたのが16歳でした。

杉原選手はこう話しています。

「初潮は16歳で、平均よりちょっと遅かったんですけど、家族的にもみんな遅めだったので。自分もそんな感じなんかなって思ってて、特に不安はなかったです」

家族も遅めだったという背景があり、「自分もそういう体質なんだ」と自然に受け入れることができたといいます。

一方で、こんな正直な気持ちも明かしてくれました。

「最初は、正直ちょっと面倒くさいものって思ってました。知識も浅かったし、"ない方がいいな"って思ってたぐらいで」

スポーツに打ち込んでいると、生理は「邪魔なもの」に感じてしまうこともある。そんな本音を話してくれた言葉です。

ただ、杉原選手は当時ネットでいろいろと調べたそうですが、情報が多すぎてかえって不安を感じることもあったと話します。 だからこそ、「やはり婦人科に相談するのがよい」というのが、杉原選手の実感です。


「周りも遅いから大丈夫」は危険なこともある

体操やバレエのチームでは、初潮が遅い子が多く集まっています。 そのため、こんな声が聞かれることがあります。

「周りの子も遅いから大丈夫」 「この競技をしているうちは仕方ない」

気持ちはわかります。でも、この考え方には注意が必要です。

チーム全体で遅い子が多いと、「遅いことが普通」に見えてしまいます。これはいわば集団の中の正常化バイアスです。周りと比べて安心してしまうことで、本来なら早めに気づくべきサインを見逃してしまう可能性があります。

また、指導者が生理について正しく理解していないケースも少なくありません。「体を絞っているから仕方ない」「試合前だから気にしなくていい」という言葉が、本人や親の判断を鈍らせてしまうことがあります。

大切なのは、周りと比べることではなく、その子自身の体の声を聞くことです。


母親へ──娘の「まだ来ない」に寄り添うために

娘の初潮が遅いとき、親としてどう関わればよいのでしょうか。

まず大切なのは、焦らせないこと、比べさせないことです。 「○○ちゃんはもう始まったのに」という言葉は、本人を必要以上に不安にさせます。

次に、指導者任せにしないこと。 競技の場では、指導者の言葉が絶対になりやすいです。でも、体のことは親子で話せる環境を作っておくことが、長い目で見て大切です。

そして、来る前から一緒に準備しておくこと。 初潮はいつ始まるかわかりません。学校の授業中かもしれないし、試合の日かもしれない。準備しておくことは、娘の安心につながります。


備えとして──PlaySのこと

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婦人科に相談すべきサイン

ネットの情報はたくさんあって、かえって不安になることもあります。 杉原選手が話してくれたように、気になることがあれば、専門家に相談するのが一番です。

以下のような場合は、早めに婦人科を受診することをおすすめします。

  • 15歳を過ぎても初潮が来ない
  • 胸のふくらみなど、思春期のサインが全く見られない
  • 体重が極端に少ない、または急激に減っている
  • 本人が強い不安を感じている

体のことは、一人で抱え込まないでください。 正しい情報を持った専門家に相談することが、一番の安心につながります。

よくある質問

Q:初潮が遅いと将来の妊娠に影響しますか? A:初潮が遅いこと自体が直接不妊につながるわけではありません。ただし、極端な体重不足や慢性的なエネルギー不足が背景にある場合、骨密度の低下や排卵障害のリスクがあります。心配すべきは「遅さ」そのものより、体が十分なエネルギーを得られているかどうかです。

Q:スポーツをやめれば初潮は来ますか? A:競技をやめて体脂肪率が回復すれば初潮が来るケースはあります。ただし、やめることが唯一の選択肢ではありません。まず食事量・エネルギー摂取を見直し、それでも改善しない場合は婦人科に相談することをすすめます。

Q:初潮前からできる準備はありますか? A:おりものが増えてきたタイミング(初潮の6ヶ月〜1年前が多い)から吸水ショーツを普段使いしておくと、突然初潮が来ても慌てずに済みます。


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